食品系の製造業の業務内容と種類

食品系の製造業の業務

食品系の製造業の業務は、一般的に工場でのライン作業が主であり、工場内で細分化された作業スペースごとに管轄の単純作業を繰り返すのがライン作業の主な内容です。

もう少し具体的に言うと、原材料となる食品のカットを行うラインで食品のカット作業を行い、食品の過熱作業を行うラインでは食品の加熱を行うという極めてシンプルな構造をしており、それぞれ同じ作業を繰り返します。

食品系製造業で行われる作業には、ライン作業以外にも仕分け作業や包装作業、製造に用いられる機械や機器のメンテナンスも含まれます。
よって、加工を中心とした業務のみが食品製造業の業務というわけではありません。
企画・開発・研究を始め、さまざまな業務が食品系製造業の業務に含まれます。

食品系の製造業の種類

あまり意識されない方も多いですが、食品は非常にバリエーションに富み、食品のうち製造業を介する製品に限ってもその種類は多種多様です。
食品系製造業の種類が、多岐に渡るのも必然と言えます。

食品系製造業がどのように分類されているかというと、畜産食料品製造業、水産食料品製造業、野菜缶詰・果実缶詰等製造業、調味料製造業、糖類製造業、精穀・製粉業、パン・菓子製造業、動物性油脂製造業、その他食料品製造業など、業種ごとの分類だけでも9種類もの分類があるのです。

各分類で製造される食品は食品ごとに分類されており、たとえば畜産食料品製造業であれば食肉や牛乳が加工され、水産食料品製造業なら水産物が加工されています。
食品ごとに分類が異なる点を覚えておきましょう。